こどおじの生活

ホワイト企業に勤めて分かった8つの特徴

意識低い系社畜のこばやしです。ホワイト企業に勤めて早5年が経過しました。

もともと陰キャコミュ障で、仕事に対するモチベーションは非常に低いのですが、ホワイト企業の環境のおかげで何とか頑張れてます。

ホワイト企業に勤めていると、「これってもしかして世間では常識じゃなくね?」って思った事が何個かありました。

メリットデメリット含めて、8個ご紹介します。

この記事を読み終わるころにはホワイト企業に興味をもつはず!

仕事しやすい

ホワイト企業は雰囲気がまったりしていて、本当に働きやすいです。

まったりしていると精神的に余裕が生まれるせいか、社員や上司が優しい人が多いです。

こばやしはコミュ障なので基本的に人と関わるのが苦手ですが、そんな僕でも優しく教えてくれる人が多い。

自分のペースで無理なく仕事ができますし、一人で処理しきれなくなった時もチームで助け合う風潮があります。

企業側も、社員の働きやすさの向上のために投資を惜しみません。

例えばこばやしが勤める会社では、業務関連の手続きはすべて社内システムで完結します。

(残業や交通費の申請、書類の押印など)

紙の書類を使った煩わしい手続きを全て撤廃し、社員が円滑に働けるような環境づくりを徹底しています。

近年ではAI技術を使って、業務の自動化、効率化を図り、生産性の向上に努めていました。

お金のあるホワイト企業はとにかく働きやすい。

ワークライフバランスを確立しやすい

20世紀では「会社の為に全身全霊を捧げて働け」といった風潮がありました。

自分の時間を犠牲にして仕事で結果を残すことが美徳とされていたんですね。

しかし現代のホワイト企業はワークライフバランスの推進に尽力しており、社員のプライベートが堅く保障されます。

社員の生活スタイルに合わせた勤務スタイルを確立できるんですよね。

こばやしの会社では休暇制度」と「残業時間削減」に特に尽力しておりました。

こばやしの会社は基本的に残業が少なく(月20h程度)、有給休暇は積極的に取るように言われてました。

有給休暇は年に20日支給されますが、いつでも自由に取れます。

どれくらい自由かというと、例えば仕事中に「今日やる気無いし午後から休むわ!」って感じで休暇申請しても認可されます。

支給された20日の休暇は、全部取らないと怒られます

一般的に「休んで怒られる」のはよく聞く話ですが、「休まないで怒られる」というのは当初驚きました。

また、会社から突然「疲れたでしょ?リフレッシュしろ!」みたいなノリで、疲れてないけど謎の休暇が貰えたりします。

残業時間に関しては、原則「夜8時以降は禁止」されてます。それ以降は部長クラスの承認が必要です。

またフレックス制度を導入しており、始業前に早めに出勤して、夜に残業しないように出来ます。子育てしてる人にはうれしい制度ですよね。

福利厚生が充実している

福利厚生も手厚い。

会社が福利厚生を敷く一番の理由が税金対策ですが、節税しつつ社員に還元すればロイヤリティも得られますし一石二鳥ですよね。

こばやしの会社では「選択式福利厚生制度」というものが採用されてました。

年度ごとに一定のポイントが付与されて、そのポイントを支払って自分で自由に福利厚生を選択できるものです。

人間ドック・脳ドックを受検したり、住宅ローン補助に使ったり、体重計や血圧計を貰えたりします。

個人的に一番好きなのが人間ドックです。

無料で人間ドックを受けられる・高級ホテルに泊まれる・美味しいご飯を食べられるなど至れり尽くせりでした。 

年に一度の楽しみでしたね。

研修・教育制度も充実しています。

半年に一度、受講できる研修一覧が提示され、希望する研修を選んで受講できます。ヒューマンスキル関連の研修や、技術系の研修など、種類は豊富です。

研修は東京の本社で開催されるため、会社の金で東京に旅行できる美味しい制度です。

会社に貢献せずともお金がもらえる

ホワイト企業は、実績関係が無くとも会社に身を置くだけで給料を払ってくれます。半年に一度ボーナスも支給されます。

「利益ださねえ奴に払う金はねえ」なんて理不尽なことも言われません。

朝決まった時間に会社に行き、デスクに座った瞬間に自動的にチャリンチャリンと給料が支払われます。楽です。

ちなみにこばやしは「朝起きて会社に行き、デスクに座る」だけで一日の仕事が90%完成したつもりでいます。会社に来るのが一番の仕事です。

無駄な業務が多い

お金や時間に余裕がある会社にありがちな傾向で、「なんでこれやってんの?」っていう無駄な業務が結構多いです。

Webの講義受けろだの、アンケート答えろだの、誰も見ていないデータを集計しろだの、何の役に立つのか分からない業務が多々あります。

特に酷いのが「社員育成レポート」です。これは社員育成を担当している部署(人事部とか)が依頼してくるレポートで、

簡単に内容を言うと「社員と上司で育成プランを決めて、実施した内容をレポートにまとめて提出してください」って感じです。

そんなの真面目にやる訳がありません。

とりあえずそれっぽい育成プラン立てて、あとはプランに沿ってやったという設定で資料作って終わりです。

金と時間に余裕があるからこそ、社員に色々やらせてみようという心遣いは有難いのですが、本気でやってる人は居ません。ゼロです。

(余裕が無い状態で大量の業務に追われるよりは遥にマシなのかもしれませんが)

この無駄な業務に持っていかれるリソースを本業に割り当てて、さっさと早く帰るほうが良いです。

スキルを身に着けるためには、ある程度の自律心が必要

ホワイト企業でスキルを身に着けて成長したいと思うならば、ある程度は自分を律する必要があります。

なぜなら、あなたの為を思って怒ったり叱ったりする人間はホワイト企業には居ないからです。

例えば仕事中明らかにサボっていても、周りはあなたを怒りません。パワハラ認定されるリスクがあるからです。

ホワイト企業ではいかなる場合もパワハラはご法度のため、告発でもされると後々面倒なことになります。

面倒ごとを避ける周りの人はあなたを怒りません。そもそも他人はあなたが将来どうなろうと興味ないですからね。

だからといって、自由にサボったり手を抜いても怒られない環境に胡坐をかいていると、人間として成長できません。

自分に厳しく、自立心を持って行動できないと、社会人経験が未熟なまま年を重ねてしまいます。

もしもホワイト企業に勤めているあなたに建設的なアドバイスをしてくれる上司が付いてくれたら、大切にしたほうがいいですね。

万が一少し叱られたからといってパワハラで告発なんて絶対にしないようにしましょう。

(叱るのは怒鳴るとは違います。起こったミスを冷静に指摘し、あくまで優しく反省を促す行為を指します)

良くも悪くも「事なかれ主義」

ホワイト企業は事態を大きくしないために、問題点が放置されることがあります。

誰がどうみてもおかしな事態が発生しても、見て見ぬフリして何事もなく過ごします。たとえ管理者でも。

一番よくあるパターンが、「なぜか職場に一人は居る、仕事を全くしてないおじさん」の存在です。

いわゆる「窓際おじさん」っていう人たちですね。

仕事が全く無く、デスクに座ってひたすらYoutubeとか見てる人達です。

普通ならその人に何か仕事を振ったり、何らかの対策を行うべきではあるのですが、ホワイト企業の場合は放置します。

窓際おじさんが働くように仕向けるのって結構骨が折れるんですよね。見て見ぬフリして定年飼い殺しする方が圧倒的に楽です。

ホワイト企業はお金持ってますからね。おじさん一人飼うぐらい容易いもんです。

一方で、こういった窓際族おじさんの存在や、それを放し飼いにする会社を良く思わない人が多数居るのも事実です。

「自分たちはこんなに頑張ってるのに、なんで何もしてないおじさんが同じ給料貰ってるの?」って不満が出ます。

社員のモチベーションが下がるのも当然です。それでも会社は相変わらず見て見ぬフリして飼い殺しです。

「事なかれ主義」は会社にとっては楽ですけど、社員にとっては害であることが多いです。でもどうしようもないんですよね。

ちなみにこばやし的には窓際族が羨ましかったりするんですけど、社内ニートもそれなりに辛いんですかね。

意識高い人には向いてない

「若手の時からデカいプロジェクトに参画してバリバリ結果を残して、評価を貰っていっぱい稼ぎたい!」

こういう大きな志を持っている人にホワイト企業は向いていません。地獄です。

確かに、本社勤務だと大きいプロジェクトに関わる機会があったりします。

でも実際に割り振られる仕事って、担務ごとにめっちゃ細分化されたあとの作業レベルの業務である事がほとんどです。

「プロジェクトに参加してるけど、プロジェクトへの貢献度はほんの少し」みたいなのはよくある話です。

あと、会社によって差はあれども入社5年目くらいまでは大きな昇給をすることはほとんどありません。

ホワイト企業の人事評価は定性評価の出来レースなので、中々給料を上げてもらえることはありません。年功序列です。

若いころから実績に応じた歩合制で給料が欲しい人はベンチャー企業に行ったほうが良いです。

決定権も任されますし、会社への貢献度を定量的に評価してもらえます。

しかし、そんな大きな志を持った人が大手ホワイト企業に入ってくる事は決して珍しくありません

大手ホワイト企業の秀逸で巧みなブランディングとマーケット戦略につられ、入社してくるんです。そして辞める。

以下はこばやしの新入社員研修の経験談です。

東京の研修センターに出張し、2週間ほど缶詰で新入社員研修を受けました。

こばやしは当初「ホワイト企業だから、安定志向の人間多そうだし緩い研修なんでしょ?」みたいな舐め腐った態度で挑んでました。

しかし蓋を開けるとそこには、「俺はやってやるぞ」と言わんばかりの、超意識高いゴリゴリ体育会系の同期社員達が大量に存在していました。

彼らは新入社員にもかかわらず、「会社でどんなキャリアを歩んで出世していき、貢献していくか」を真剣に議論してるんですね。

コミュ障のこばやしはこの体育会系ムードに完全に圧倒されてしまい、適応障害寸前まで陥りました。

こばやしのような「会社はデスクに座れば給料がもらえる」みたいな乞食同然の考えを持つ人間は、彼らの毅然たる姿勢に畏怖を覚えます。

正直、2日目の時点で家に帰りたくて仕方がありませんでした。地獄です。

しかし、彼らのそんなイケイケムードは研修終了後はそんなに続きませんでした。

年度末になると、彼らの中に、なんと会社を辞職する者が現れたりします。

しかも新入社員研修で大活躍した優秀な人たちがこぞって辞めていくんですね。

こばやしが思うに、理由は「理想と現実のギャップ」の違和感に耐えられなかったからです。

大手企業は就活生に対して、「あなたが弊社でカッコ良く働く理想の姿」をイメージさせるため、あの手この手を尽くします。

CMに有名人を起用して、都心の超高層ビルにオフィスを構えることで、会社を徹底的にブランディングし、意識高い社員の自己肯定感を高めます。

そうやって意識高い社員を集める一方、彼らに裁量権や決裁権も持たせず、やりたいこともやらせず、実績を定量的に評価しません。

彼らが辞めたくなるのも無理はないのかなと思ってます。(大手企業をディスってるわけじゃないですが社員と大手企業の意識のすれ違いが多いのは事実です。)

いずれにせよ、バリバリ働きたい人はベンチャー企業に行ったほうが良いです。

結論:意識低い人はホワイト企業にぶら下がろう!

長々と話しましたが、結論として意識低い人達にはホワイト企業は最強の環境です。

こばやしは普段から如何にホワイト企業にぶら下がり、楽をして生きるかを考えてます。

実際楽しく働けてますし、とっとと早く帰ってブログ書いたり動画編集したり、充実した日々を送っています。

ホワイト企業のデメリットもたくさん書きましたけど、正直入って絶対損はないです。

皆さんもホワイト企業ぶら下がって、そこそこに働いて、甘い汁を吸い続けましょう!

  • この記事を書いた人

こばやし秀介

■死んだ目をしながら労働する子供部屋おじさん
■ Fラン卒・友人ゼロ・底辺エンジニア社畜
■こどおじの生活様式を記した雑記記事を随時公開中
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