資格取得

「6+1ヵ月」で一発取得!第一級陸上無線技術士合格プラン

  • 「一陸技を取らないといけないけど、どうやって勉強するの?
  • 「試験問題見たけど、難しい数式ばかりで解けなさそう・・・」
  • 「一陸技に興味あるけど、とったらなんか良いことあるのかなあ?

たまたまこの記事に出会ったアナタへ朗報です!

第一級陸上無線技術士の勉強法に頭を悩ませていませんか?

現役通信エンジニアのこばやしが、一陸技の勉強にお悩みのあなたに効率的な「計画」「勉強法」を教えちゃいます!

結論

計画」と「勉強法」をキチンと決めれば、7ヵ月の勉強期間で取得可能です!

筆者のこばやしは新卒で通信業界へ就職し、現在は無線エンジニアとして働いております。

入社6ヵ月で一陸技を獲得しました。

成功要因は計画と勉強法を早期に確立してひたすら反復演習したことです。

実際に資格取得した経験をもとに、一陸技取得に向けた最善と思われる「勉強計画」と「勉強法」をお伝えします。

今回ご紹介する勉強法はかなり割り切った手段を使うため、「そんな勉強法でもいいの?」といった悩みが生まれるかもしれません。

そのお悩みに関して、記事の最後に筆者なりの「資格取得」に対する考え方も述べます。

皆様のモチベーション管理に活用していただければ幸いです。

結論なのに長くなっちゃいましたが、早速ご紹介します!

第一級陸上無線技術士とは

第一級陸上無線技術士(通称:1陸技)とは無線従事者を選定する国家資格です。

2020年から携帯電話の新通信規格「5G」サービスがスタートした事情もあり、1陸技はその需要が増しています

アンテナ

5Gの通信設備は使用する電力量が大きいから、1陸技を持ってないと業務で取り扱えないんだよね

実は通信業界でも一陸技を持った技術者の不足が課題になってます。あの手この手を使って技術者養成をしてるんですね。

そういう背景もあって、1陸技は「通信業界に興味があって転職したい!」なんて方にすごくオススメな資格なんです。

1陸技は「無線工学の基礎」「無線工学A」「無線工学B」「法規」の4科目から構成されており、

これらをすべて合格することにより、晴れて獲得になります。

基本は「一発取得」

基本は4科目を「一発取得してください。勉強スケジュールは以下の通りです。

「一発取得」するための勉強プラン

最初の6ヵ月「無線工学の基礎」「無線工学A」「無線工学B」を対策

ラスト1ヵ月「法規」を対策

法規はラスト1か月で仕上げるという意味で、「6+1ヵ月」だなんていう表現を使いました。

一陸技には「科目合格」という制度があります。

全科目合格できなかった場合でも、合格点を超えた科目は「科目合格」扱いになり、次回の試験では免除です。

この「科目合格」をうまく利用して、3~4回の受験で少しずつ取得する方法もあります。

しかし!勉強時間が1日に3~4時間ほど確保できる余裕があれば、

一回の受験で「一発取得」を目指すことを、こばやしは推奨しております。

複数回受験に分けすぎるとモチベーションが続きません。

「4科目」を「半年」で完遂するほうが、「1科目」ずつを「2年」かけて勉強するよりも集中力を持続できます。(こばやしだけ?笑)

半年って案外早く過ぎちゃいますので、少しの我慢です!

「一発取得」がダメでも2回で取得!

そうは言っても、やっぱり一発取得は無理!」「時間がない!

その場合も、「2回受験」で取得することを強く推奨します。3回以上の受験はハッキリ言って飽きます。

以下が具体的な取得計画です。

2回に分けて受験する場合のプラン

1回目:「無線工学の基礎」「無線工学A」「無線工学B」の中から2科目合格、「法規」は必ず合格

2回目:1回目で取りこぼしたラスト1科目を合格

いずれにしても1回目の受験で3科目合格を目指すことを推奨します。

もしかしたらおトクするかも!?

大学で電気通信系の学部学科を卒業している場合、

国が指定する大学の講義の単位を取得していると「無線工学の基礎」の受験が免除される場合があります。

各大学で公開されている「学生便覧」を確認し、試験免除申請できるかどうか確認してみましょう!

「完璧に理解」する必要はない!だって無理!

この資格を取るにあたって、最も大事な心構えは2つあります。

1陸技攻略に最も大事な心構え

・「完璧に理解しようとせずに、割り切って勉強する

・暗記でも何でもとにかく問題集を1周。そして苦手な個所を何回も繰り返し復習

完璧に理解する必要は全くありません。後述しますが、暗記中心の勉強で胸を張って進めていってください。

フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグも次の通り述べています。

Done is better than perfect.(完璧を目指すより、まずは終わらせよ

マーク・ザッカーバーグ

大雑把な理解度でもいいから、まずは高速で周回を繰り返して反復演習することが資格試験の鉄則です。

ハッキリ言って、はじめから完璧に理解するのは無理です。合格者ですら、完璧に理解できている人なんて恐らく1%も居ないです。

キチンと理解しようものならキリがありません。何年あっても足りません。

「公式の意味する定性的な意味」をある程度おさええた後は、

「これはこんなもんだ」とキッパリ割り切って「暗記中心で」勉強してください。

記事の最後にも少し触れますが、資格を取りたいアナタにとって「一陸技取得」はあくまで「手段」に過ぎません。

「手段」からこそ、時間をかけすぎて躓いてはいけないのです。

「過去問」を「暗記中心」で繰り返し演習!

まず「一陸技 無線従事者国家試験問題解答集」を購入してください。

通称「黄色本」と呼ばれており、一陸技参考書の中で最も評判が高い一冊です。

特徴が大きく分けて以下の3つ。

黄色本の特徴

過去10回分の問題と解説が網羅されている。

・問題ごとの出題年数が表にされており、問題の出題傾向を把握できる。

・解説が細かく、分かりやすい

筆者こばやしも黄色本をメインに学習し、資格取得にこぎつけました。

正直言って、黄色本以外はほぼ必要ないと思っているくらい有用性が高いです。

「黄色本の暗記」=「一陸技の勉強」と言っていいくらいです。

ゴールから日数を逆算し、1日あたりの勉強ペースを概算

今度はこんな疑問が浮かび上がるかもしれません。

アンテナ

「試験本番までの大まかな計画と、暗記中心で勉強するっていう心構えは分かったけど、

じゃあ1日にどれくらいのペースでやって行けばいいの?

ここは受験生の前提知識や勉強できる環境によって変化する話なので、一概に「これが正しい!」とは言い切れません。

ここでは例として、こばやしがどのように1日の勉強ペースを決めていたかをご紹介します。

これを参考に自分なりのペースを見つけてください

ここでは「法規」は無視してます。最後の1か月で仕上げるからです。

こばやしの勉強ペース(最初の6ヵ月)

・6ヵ月で「無線工学の基礎」「無線工学A」「無線工学B」を仕上げるペース

・「1日3~4時間の勉強時間」を「6ヵ月間ほぼ毎日費やせる」環境で、「1日10問演習

・これを半年継続し、約1800問を演習!

こばやしは「1日10問演習すること」を勉強の目安にしていました。

これを6ヵ月間続ければ、過去問を少なくとも2周できると見込んだからです。

「一陸技 無線従事者国家試験問題解答集 」は、以下の通り3科目で計750問掲載されている問題集です。

「1陸技過去問題集」の問題数

1科目当たり「A問題:20問」「B問題:5問」の25問

過去10回分に換算すると、25問 × 10回 = 250問

3科目分で250×3 = 750問

1日10問の演習を6ヵ月間続ければ、10問×180日 = 1800問演習できます。

これを750問で割れば分かる通り、「6ヵ月間で過去問演習を少なくとも2周以上」こなせる訳です。(1800問÷750問/周=2.4周

「いや、1日で10問ずつ新しく暗記とか無理でしょ…」って思うかもしれません。

でもよく考えてみてください。750問がすべて違う問題って訳じゃないんです。被ってる問題も沢山あります。

過去問演習を進めているうちに「あ、これ先週やった問題じゃん」みたいなシチュエーションに数多く出くわすわけです。

つまり過去問を1周するだけでも、個々の問題でいえば既に2周、3周終えている状況になっています。

過去問2周すれば、最低でも4周は問題演習しているのと同義です。十分ですね。

注意

「1日10問」はあくまで平均ペースです。

仕事が忙しかったり、プライベートの関係で「1日10問」が厳しいこともあるでしょう。

その場合は無理せず、休日などの時間が多く確保できる日に比重を置いて勉強しましょう。

1日あたりのペースを把握できたところで、科目別の攻略方法に移ります。

科目別攻略「無線工学の基礎」

「基礎」なんて言ってるけど、これ一番難しいです(笑)。時間をかけて6ヵ月間コンスタンスに勉強しましょう。

理由は2つあります。

  • 問題のパターンが多い
  • 見慣れない数式が多く、拒否反応が出やすい

とはいえ「無線工学の基礎」は、ほとんどが過去問メインで構成されていて、数値を書き換えたものが出題されます。

単元ごとに抑えるべき必須キーワードを把握し、問題のパターンを暗記しましょう

例えば「電磁気学」であれば必須キーワードは「ガウスの法則」「マクスウェル方程式」です。

それぞれ何を意味してるのか?その定性的な意味だけさらっと把握しておきましょう。

深堀して勉強するのはNGです。

こばやしはガウスの法則を理解するために「物理のエッセンス上巻

マクスウェル方程式を理解するために「高校数学で理解できるマクスウェル方程式(ブルーバックス)」を使って高校物理の復習をしてました。

予備校系Youtuberのヨビノリさんの動画も、初学者向けに説明されており非常にわかりやすいです。

他の分野でも何個か必須キーワードがあります。まとめてお見せしますね。

分野重要キーワード
半導体「オペアンプのイマジマリショート」「ダイオードの整合性」
電気回路 「オームの法則(超重要)」「キルヒホッフの法則」「回路の平衡条件」
論理回路「AND、OR、NOT、XOR、NAND」(AND、OR、NOT理解しておけば十分)

他にも色々キーワードがあるんですが、これは過去問解説でご説明できたらと思います。

そもそも本格的な電磁気学や回路理論って大学のカリキュラムで専門的に学ぶものなので、独学って難しいんですよね。

突っ込むにしても高校物理レベルの知識で留めておくべきです。それでどうにでもなります。

高校物理レベルの書籍を何個か紹介しましたが、高校物理は本当に役に立ちます。

わかりやすい高校物理の部屋」も参考にしました。

ガウスの法則場の理論など、物理現象を直感的に理解できるような図が多用されており分かりやすいです。

科目別攻略「無線工学A」「無線工学B」

「無線工学の基礎」と基本方針はほぼ同じです。

「無線工学A・B」は基礎ほど学習に骨は折れないものの、範囲が広いです。

そのため、「無線工学の基礎」で学んだことを参考にしながら、やはり暗記メインで攻略していきましょう。

筆者は以下のサイトを参考にしました。

問題を解くために必要な公式が網羅されています。アンテナが放出する電力と距離の関係の公式は本当にお世話になりました。

公式を使う際のワンポイントアドバイスもあり、非常にわかりやすいです。

あと最後に、高校数学忘れちゃった、あるいは知らない方は対数の計算は慣れておきましょう。

科目別攻略「法規」

4科目中最も簡単かつ攻略しやすく、短期間の攻略が可能です。試験本番1ヵ月前から勉強を開始しましょう。

理屈抜きでひたすら暗記と反復演習あるのみです。

筆者は以下のサイトを使い、通勤時間を利用してスマホで繰り返し学習してました。

このサイト、なんとすべての科目の過去問を暗記カードの要領で演習できます。有能。

可能であれば、「選択肢を見ずとも答えられるレベル」まで仕上げておきましょう。

筆者は10回分の過去問を反射的に解けるまで仕上げ、1ヵ月で9割得点まで漕ぎつけました。

「スキマ時間」を積極的に使いましょう!

スキマ時間は積極的に活用すべきです。通勤・通学に往復2時間要するのであれば、7ヵ月間の平日換算で約280時間にもなります。

そう考えると移動時間ってバカにならないんですね。恐ろしい。

「法規」でも述べた通り、過去問演習はスマホでもできます。

一陸技合格プロジェクト

計算は問題は無理にしても、せめて暗記問題は移動時間の合間にポチポチ演習することを心がけてみてください。

夜にみっちり演習したこと」を「翌朝に復習」することは知識の定着にかなり有効です。

(暗記することに抵抗があるアナタへ)暗記中心でも心配無用!

「暗記中心」の勉強法に対するあるある意見

「暗記中心だと、いざ資格とっても役に立たないんじゃ・・・」

「こんな勉強法で専門性が身につくんだろうか・・・」

かつて私もこんな悩みに直面しましたが、実務を経験する中で「割り切って勉強することは間違いじゃない」と再認識しました

だからこそ暗記中心の勉強法をこの記事で紹介しているわけです。

冒頭でも言った通り、通信業界でも1陸技エンジニアが不足しています。

会社もとにかく資格を取らせようと躍起になって、「エンジニア向けの有料講座」を受験生に受講させていました

実際に無線業界で活躍する無線のプロが講師になって、1陸技の問題演習を解説してくれる講座です。

こばやしは受講していませんが、受講した友人の話を聞く限りは「詳しい解説をするのではなく、定性的に理解させてとにかく正しい選択肢を選ぶことを比重において講義している」と聞きました。

(これ有料講義をディスってるわけじゃないですよ汗)

この話を聞いて思ったのが、「無線のプロでも1陸技対策は暗記を推薦しているのかな」と考えたんです。

1陸技は完璧に理解しようとすれば取得難易度が一気に上がります。

そもそも無線工学は、工学部に入学した学生が大学教授の専門的な講義を受けながら勉強するものです。

その内容は決して簡単ではありません。

その道のプロを目指す大学生が、分厚い専門書を片手に頭を悩ませながら勉強しているのが事実なのです。

こばやしも相当苦労した思い出があります。なんだったら電磁気学の単位を一回落としてますからね(笑)

資格取得は目的を達成する手段にすぎない

「資格取得=単なる手段」であって「資格取得=最終目的」ではありません。

資格取得が趣味なら話は別ですが、たいていは「資格取得したその先」に、あなたが叶えたい真の目的があります

それは転職だったり、業務上解決したい問題(例えば免許がないと仕事させて貰えないとか)だったり、

早急に解決しないとならない目的がほとんどです。

だからこそ単なる手段に時間をかけてはいけないと考えています。

目的をかなえてから、学びたいことを改めてたくさん学べばいいのです。

1陸技に限らず、「資格取得は目的を達成するための手段!」と割り切るマインドはかなり重要だと思ってます。

資格をとるということ

資格はよく「足の裏についた米粒」なんて例えられます。

要するに「取ったからどうするわけでもないし、食えるわけでもないけど、取ってて損はない」という意味です。

実際こばやしも1陸技を取ってから実務をしていますが、資格が無ければ決して経験することが無かった仕事も多数経験できました

資格が無ければ起こりえなかった機会損失を防止できたわけです。

明確な目的が無くても、自己投資やアピールという意味でも資格取得は十分に役立ちます。

資格を取ることにより「専門性」をアピール出来るのもありますが、何よりも「目標に向かって努力する継続力」を評価されます。

「継続力」は決して数値化できる指標ではありませんが、資格取得した実績はそれを客観的に証明する根拠になります。

無事合格できたあなたへ、他の電気通信資格も挑戦してみよう!

最後まで記事を読んでくださって本当にありがとうございます。

もしも1陸技を取れた場合、ここから科目免除制度を使ったボーナスタイムが始まります。

1陸技は他の電気通信資格の受験科目を免除できるパワーを持っています。

一陸技で科目免除できる資格

・工事担任者

・電気通信主任技術者(伝送交換・線路)

こばやしも科目免除を利用して、電気通信主任技術者(伝送・交換)を取得しました。ぜひ挑戦してください!

この記事を読んでくれた方が、一人でも多く一陸技を獲得してくれることを願います!

過去問解説も予定してます

「無線工学の基礎」に関しては、計算を含めた解説もおいおい用意しようと考えてます。

(暗記ベースの解説ではなく、ある程度は理論的に掘り下げたもの)

今後もよろしくお願いいたします。

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